2019/08/23(金)第9期【聚正義塾】第8回講座『エマジェネティックス(R)講座 』を実施しました

第9期『聚正義塾』第8回講座(2019年8月21日(水)開催)は、(株)ワイ・エー・エス 代表取締役 中村 泰彦氏を講師に迎え、「エマジェネティックス(R) ~人の行動と思考の特性を数字と色で見える化」を実施しました。

◇講座内容
エマジェネティックス講座
《 人の行動と 思考の特性を数字と 色で見える化》

エマジェネティックス(R)を理解すると、コミュニケーション能力というものは存在するわけではなく、好みのコミュニケーションスタイルが違うために、話が伝わらなかったり、誤解を生んでしまっていることがわかる。
その人の思考と行動のスタイル、嗜好が明らかになるので、どのようなコミュニケーションの取り方をすれば、よりスムースで確実に心地よく伝わるのかがわかる研修を行った。

1.イントロダクション
2.ウォームアップ
3.コミュニケーションについて
4.エマジェネティックス
(1)理論 (2)行 動特性 (3)思考特性

>>受講生の各班ごとのレポートを文末に掲載しています。


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◇受講生の報告
1班
全2回講座の第1回目の講座であった。

まずコミュニケーションについての講義の導入で業務の中で必要な3つのスキルの話があった。
知識、技能などのテクニカルスキル、プレゼンや説得などのヒューマンスキル、経営計画の立案やロジカルシンキングなどのコンセプチェアルスキルがあり、会社内での階層に応じて要求されるスキルが変化していく。

具体的には新入社員であれば必然的にテクニカルスキルの比重が増え、逆に経営者になればコンセプチュアルスキルの重要性が増してくる。
しかし、その両者にとって必要不可欠なのがヒューマンスキル、すなわち他者との関わり合いのスキル、すなわちコミュニケーション能力である。

コミュニケーションとは他者との情報や知識の共有、分かち合うことを言い、企業内に留まらず社会の全てのステージで必要不可欠なものであるが、大きな弱点を持っている。
会話の際、人が認知可能な部分は相手の内にあるものの20%に過ぎず、残りの80%は知覚することができない。故に勘違いやすれ違い等のコミュニケーションエラーが頻発するのである。

続いて、エマジェネティックス理論の講義に入る。
行動特性の3要素である自己表現性、自己主張性、柔軟性を例題を使ったワークで学習した。思考特性の講義ではグループワークに取り組んだのだが、実は4つの思考特性毎にグループ分けが行われており、思考特性毎 の特性がはっきりと表れた作品が出来上がったのは大変驚いた。

この講義を通じて、自分の行動特性、思考特性はもちろん、他者の特性を深く理解することで、ビジネス上の課題や問題をスムーズに解決できるようになると感じた。
次回の講座では自分自身のプロファイルを使いながら実践に入ると思われるので、今回以上に知識を吸収し今後の事業に活かせるように取り組みたい。

2班
・エマジェネティックス講座① <人の行動と思考の特性を数字と色で見える化>
エマジェネティックスを理解すると、コミュニケーション能力というものは存在するわけではなく、好みのコミュニケーションスタイルが違うために、話が伝わらなかったり、誤解を生んでしまっている。
その人の思考と行動のスタイル、嗜好が明らかになるので、どのようなコミュニケーションの取り方をすれば、よりスムーズで確実に心地よく伝わるのかがわかる。

<イントロダクション>
・例えば、友人との待ち合わせで「ちょっと遅れる」はどのくらいか?
→人によって、“普通”は違うということ。

・ビジネスにおいて必要な3つのスキル
→「テクニカルスキル」:専門的なスキル
「コンセプチャルスキル」:事実から将来を見通すスキル
「ヒューマンスキル」:対人関係のスキル

<グループワーク>
・3つの役割にわかれて、図形を完成させるというもの。

・図形を見て伝える役(ウォッチャー)、聞いた情報を伝える役(テーラー)、聞いた情報を元に図形を作る役(ドゥーワー)で実施。

・コミュニケーションが一方通行になってしまっては、うまく伝わらない。
各役割での双方向のコミュニケーションが必要と学ぶことができた。

<エマジェネティックスの特性>
・思考特性:「分析型」「構造型」「社交型」「コンセプト型」
・行動特性:「自己表現性」「自己主張性」「柔軟性」
→各思考特性に分かれたグループで、成果物を作成。特性が顕著に出る結果に。

※次回、各個人の思考・行動特性のプロファイルを元に講義が行われる。

4班
エマジェネティック=それぞれのコミュニケーションスタイル。
エマジェネティックプロファイル=100の質問答えることで、その解答をもとに科学的データ解析を行い、解答者のコミュニケーションスタイルのタイプを導き出す。

3人一組になり、ゲームを行った。
それぞれ役割があり、
・WATCHER=映像を見たものを伝える(口頭のみ)
・TELLER =聞いたものを伝える
・DOER =聞いたことをもとにモノを作る
とても難しい作業だと感じた。
原因=伝え方がWATCHER⇒TELLER⇒DOERになっていた。
WATCHER⇔TELLER⇔DOERの形になっていれば、もっとスムーズだった。

エマジェネティックの特性としては、分析型、コンセプト型、構造型、社交型のタイプがあり、行動特性として自己表現性、自己主張性、柔軟性があり、それぞれ左寄り(弱い) 真ん中(普通) 右寄り(強い)と区分される。
このタイプが分かると、その人の行動や思考のスタイルが理解できる。

最後にグループに分かれて白い紙に、バケーションでしたい事(時間、金銭制限なし)を書いて、発表した。各グループの書き方や内容はとても様々だった。
実はそのグループは、エマジェネティックのタイプ別に組まれていて、発表の内容にはそのグループごとの特性がとても表れていた。
エマジェネティックのタイプ特性、性質を理解してコミュニケーションを取れれば、普通の仕事もよりスムーズになるのではないかと感じ、とても役に立つと感じました。

※他班のレポートは、随時追加掲載いたします。

2019/08/05(月)第9期【聚正義塾】第7回講座『財務戦略決断ゲーム(3期分) 』を実施しました

第9期『聚正義塾』第7回講座(2019年8月3日(土)開催)は、(株)Mapイノベーション 代表 本橋 聡氏を講師に迎え、「財務戦略決断ゲーム(3期分)」を実施しました。

◇講座内容
経営シミュレ ーションゲームとして"うどん屋さん(法人)" を経営し、 自己資本経営に導いていくゲームを実施。ゲームを通じ経営の意思決定が財務に与える影響を学び、戦略財務マネジメントを向上させる事を目的とした人材育成研修を行いました。

>>受講生の各班ごとのレポートを文末に掲載しています。


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◇受講生の報告
1班
この“うどん屋さん”経営趣味レーションゲームは『聚正義塾』第2回の講座でも行いました。その時は1期分のみで終わり、物事に対して経営者の判断が財務に与える影響が大きいことを教わりました。

その後、田中靖浩氏の4回の会計講座で会計の歴史やBS、PL、CFについて学び、今回の講座では3期分の経営シュミレーションゲームを7時間の講座で行いました。

経営安全率10%以上、自己資本比率60%以上、借入当座比率200%以上というゲームクリアの条件が設定され、3期分行ったことにより、目標に対して逆算の数字を計算するということが前回との大きな違いでした。
これは、会社の5年後のバランスシートを想像して経営すべきという田中氏の講座で行ったことを、数字でより具体的に学ぶことができました。

安く仕入れて高く売れば経営は大丈夫といったどんぶり勘定は、客数や客単価や資金繰りが全て上手くいった場合のみに成立することで、決算書から経営改善を行う場合に、利益は結果ではなく、意図して生み出すことが大事で、その準備がなく経営判断をすることは適正な判断を生み出さないと感じました。今後の経営に生かしていきたいと思います。

2班
5月の講義ではうどん屋さんを1期分経営したが、今回の講義においては3期分うどん屋さんを経営した。第2回の講義同様に売上カード、原価カード、固定費カード どれか1枚を引きカードの内容を見た後に20秒以内にカードに書かれた内容を実施するかの有無を決断する。

【所感】5月の講義と違い、3期分うどん屋さんを経営するので1つの判断が今後の経営を左右するというのを実感した。また、引くカードも今後を左右することがわかった。原価カードと売上カードを交互に引くことで売上と収益の上昇を狙うことが大切であると実感した。

今回の講義により、電卓を使わずに頭の中で計算する能力を身につけることができた。
途中、本橋先生の的確なアドバイスを頂きながら財務戦略ゲームを行ったので選択のミスを少なく抑えることができた。

2回にかけて行われた財務戦略ゲームを通して、経営をするというのはとても大変であると実感した。会社の倒産防止、売上と収益の上昇を目指すには、経営に対する知識と判断能力を表面上の知識だけでなく奥深く学習することは不可欠であるとわかった。

私は事業者の経営を支援する仕事をしているので、経営に対する知識を残りの聚正義塾の講義を通してしっかり身につけていきたいと思う。

3班
経営シュミレーションゲームとして【うどん屋さん(法人)】を経営し、自己資 本経営に導いていくゲーム。ゲームを通じ経営の意思決定が財務に与える影響を 学び、戦略財務マネジメントを向上させることを目的とした人材育成研修

1.うどん屋さんゲーム
銀行への返済も含めた利益計画をしていくことで会社のキャッシュフローを改善していく。簡単なことのようで出来ていない企業が多くあるのが現状ではないのかと思います。経営に必用な判断を根拠のある意思決定をできるロジックを学びとても自社に持ち帰れる講義でした。 ゲームは判断だけで基準をクリアできるのではなく、引くカードの内容がかな り響くので判断に間違いはなくも倒産に追い込まれるといったゲーム性も悲しくもありユニークで良かったです。

4班
経営シュミレーションゲームとして「うどん屋さん(法人)」を経営。
自己資本経営に導いていく。利益目標達成のポイントを学ぶ。
ゲームを通じ経営の意思決定が財務に与える影響や戦略財務マネジメントを向上させることを体験。

<目標>
企業の営益目標達成に貢献できる人材の育成

<効果>
・損益とキャッシュフローとの違いを理解
・正しい利益計画の立て方を身につける
・収益構造の違いによる最適な経営戦略を理解し仕事に活かせる

ゲームクリア条件
1.自己資本比率60%以上
2.当座比率200%以上
3.経営安全率10%以上

売上カード・原価率カード・固定費カードから1枚引いて、カード記載内容を実施するか実施しないか決定する(制限時間20秒以内)

⇒限られた時間の中で決定することの難しさと財務に与える影響を体験できた。
また、回数を体験するごとに判断基準を学べた。
1年に4回意思決定があったがあっという間だった。
リアルに数字にこだわり、お金の流れを強く意識した。
OK キャンセル 確認 その他