2010/12/16(木)【2010年11月講座】向井亜紀氏 『夢が生きる力になる』
【日 時】平成 22年11月18日(木)午後6時から
【場 所】上尾商工会議所 大会議室
【講 師】タレント 向井亜紀 氏
【テーマ】夢が生きる力になる
今回の講師は、タレントの向井亜紀氏です。
埼玉のご出身で大学在学中に芸能界デビューし、ご活躍され、プロレスラー・総合格闘家の高田延彦氏の奥様としても知られています。
向井さんに試練が襲いかかったのは、結婚6年目で、妊娠されたのをきっかけに受けた子宮ガン検診でクラス5のガンが発見されました。子宮を全摘出し、授かった命を失わなければならなかった向井さんは自暴自棄になり、病状は悪化していきました。
そんな向井さんを救ったのは、同室の若い母親でした。
彼女に、「気持ちをどう持つか、で自分の状況や未来も変えられる」ということを学んだそうです。頭の中で、自分のしたいことを強く、状況も事細かにイメージし続けることがイメージの中に自分を連れて行く原動力になることを身をもって示されました。
イメージ通りに回復された向井さんはその後アメリカに渡り、代理母出産という道を選択します。その結果、双子のお子様を授かりました。
現在、タレントとしてお母様としてご活躍されています。
特に印象に残ったお言葉は、
・プラスの未来をイメージする力=夢をもつこと、は生きる原動力になる
・心と体はリンクしているから、心の状態が体にそのまま表れる。
笑うだけで体は反応して楽しい方向に向かって動いてくれます。
・自己採点を大事にすること。
他人の価値観に左右されないで、どれだけ昨日の自分よりいい点数を自分につけられるか。
また、向井さんに、健康な体とポジティブな未来をつくるために毎日かならずやるべきことを3つ、教えていただきました。
�お風呂に入るときに、感謝して心と体を褒めること壮絶な闘病生活を乗り越えた向井さんの笑顔は強く、清々しく、眩しく感じました。
体に言霊をしみこませると、もっと素直にSOSを発信するようになります。
�やりたいことノートをつける
自分のペース、人生の地図をつくること
�眠るときに、笑いながら眠ること
いいことを思い出し、これで良かったんだ、と安心すること。
ガンのもとを摘む副交感神経を働かせるためです。
日々当たり前のように過ぎる中で忘れてしまいがちですが、健康に生かされていることに、元気に仕事に取り組めることにもっと感謝して、1日、一秒大切に過ごしていきたいと思います。
これからの生き方、心のもち方についても考えるきっかけをいただきました。女性としても、ガン検診の重要さを勉強させていただきました。
向井先生、どうもありがとうございました。
続いて、「日本人は幸せかどうか」をテーマに各班でディスカッションしました。
各班共通の見解は、個人の価値観次第、と物質的には恵まれているが精神的にはそうともいえない、という意見でした。
私の所属する3班では、
・政府も問題を抱えているが、結局は自分の意識の持ちようであり、個人で精神性を高めていくしかないのではないでしょうか。という結論に至りました。
・今の若者には覇気がない、と言われていますが、我々、上の世代が家庭で、会社で“生きる姿勢”という手本を見せるべきではないでしょうか。
そうして若い世代が変わっていくことで閉塞感を感じる日本が変わっていき、国民の幸せに繋がるのでは?
“生きる姿勢をみせる”という面では、まさに今回の講演で教えていただいた3か条を実行し、まずは自分の心を幸せにし、若い世代に伝えていけたらいいのではないかと思います。
11月も貴重な勉強の機会をありがとうございました。