2011/11/13(日)【2011年10月講座】上甲晃氏 『志高く生きる』
【日時】平成23年10月20日(木)18:00~
【場所】上尾商工会議所 大会議室
【講師】�志ネットワーク社 代表取締役
松下政経塾元副塾長 上甲 晃 氏
【テーマ】 「志高く生きる」
「世の中には、情報がたくさんある。
中でも求められる情報とは自分しか知らない情報である。
それを「一次情報」という。それを、大切にしましょう。」という話題から上甲先生の講演は始まった。
会頭あいさつ
上甲先生
松下政経塾で塾頭、副塾長を歴任してきた先生は、志を持った人間になりたい、そして育てたいという思いで現在「青年塾」を創設し運営している。
志とは何か
人間はだれしも、自分が努力した結果は自分で見たいものである。先生が考える志の条件とは、この結果が見れなくとも努力を惜しまずできる事である。
経営の条件
1、将来のあるべき姿を指し示す。
2、実現の段取りを示す。
3、実行に入る。
人生も経営と同じ。自分の成りたい姿(理想)→段取り→実現
当時、松下電器で電化製品を売っていた上甲氏に対し上司から松下政経塾への出向を命じられた。政治の知識は素人レベルの上甲氏は断るつもりでいたが、松下政経塾に出向の意思を決意した、松下幸之助の説得内容とは。
1、人間だれでも初めは素人
2、いい条件も、悪い条件も経営とは全てを活かすこと。
3、この状況を放って置く事ができるか
4、知らないからこそ良いという事もある。
新参者・弱者の生き残る道は、業界の常識に逆らう事。
業界のおかしな常識をみつけ、お客様目線で求めるものを提供していく。
上甲先生の業界への挑戦
・父親が政治家でないこと
・お金を使わない
財産というものはお金だけではない。探せばいっぱいある。
例えば、「やる気」「心づかい」なども立派な財産である。
金力有限、心力無限。お金があっても、やる気がない会社より、お金は無いけどやる気は抜群にある、という会社の方が伸びる。
・松下電器から援助を受けない
これらのルールを塾生に作ったところ、松下電器の力をあてにしていた塾生からは大変な反感を買ったが、結果いい発見をした。
人間は、自分で何とかやらないといけないとなったとき、爆発的な力を発揮する。人間は自分の短所に助けられ、長所につまづく。
以上、先生の松下政経塾に出向するきっかけから運営に至るまでの試行錯誤を、情熱的に講演してくださいました。
聚正義塾第一回目の講演としてまさにふさわしい、塾生への自主性を意識させ、熱意を持たせる素晴らしい講演でした。