2006/09/29(金)【第2四半期景況調査報告】業況回復も仕入れ・輸送コスト増・金利上昇等不安材料有

商工会議所では、四半期ごとに実施している中小企業景況調査(管内製造業24社)の調査結果[平成18年7月?9月]をまとめ、全国ロボ調査(全産業対象早期観測)と比較しました。

売上について景況調査では、前年同期と比べ「増加」7社、「減少」7社、「不変」10社となり、来期の見通しについては、「増加」6社、「減少」11社となっています。
2006年第二四半期景況調査報告
経営上抱える問題点として「原材料価格の上昇」と回答する企業が多く、原油高によるコストの上昇の影響が顕著に見受けられます。

全国ロボ調査は、業界全体として売上増加・消費回復など先行きに期待が持てる一方、「仕入れコストの上昇分を価格へ添加するのが難しく、借入金利の上昇の影響で資金調達がままならない」という声もあり、依然として原油や素材価格の高騰や仕入・輸送コストの上昇に伴う採算の悪化に加え、借入金利上昇による影響が全体に広がり、先行きの景況に影を落としています。

原油高などの高騰もまだまだ続くと予想され、金利上昇など経費負担の上昇など、依然経営環境は厳しい状況が予想されます。
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