【伴走型小規模事業者支援推進事業】需要動向調査報告書
小規模事業者支援法に基づく商工会及び商工会議所が作成する経営発達支援計画の認定
平成26年6月、商工会および商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律(平成5年法律第51号。以下「小規模事業者支援法」という。)の一部が改正されました。
小規模事業者の事業の持続的発展を支援するために、商工会及び商工会議所が小規模事業者による事業計画の作成及びその着実な実施を支援することや、
地域活性化にもつながる展示会の開催等の面的な取組を促進するため、商工会及び商工会議所が作成する支援計画のうち、小規模事業者の技術の向上、
新たな事業の分野の開拓その他の小規模事業者の経営の発達に特に資するものについての計画を経済産業大臣が認定する制度が始まりました。
上尾商工会議所は申請を行い、平成28年4月に認定商工会議所となっております。
経営発達支援計画の遂行にあたっては「伴走型小規模事業者支援推進事業」として、地域の活性化、中小商業の再活性化等といった様々な施策を実施しています。
※より詳しい内容については、中小企業庁ホームページに記載されておりますのでご参照ください。
※その他商工会、商工会議所の採択済経営発達支援計画一覧はこちらです。
実施した需要動向調査報告書 一覧
平成30年度需要動向調査報告書
平成29年度需要動向調査報告書
平成30年度 需要動向調査報告書
1. 趣旨目的
2. 支援方法・目的
3. 補助事業の課題と今年度に向けた見直し
4. 需要動向調査実施
5. 需要動向調査総括
6. アンケート内容
7. 需要動向調査効果(アウトカム)報告
1. 趣旨目的
上尾商工会議所は小規模事業者に対し中長期的な事業承継を見据えた事業計画を作成・実行するための伴走型支援を行っているが、 その一環として事業計画策定支援先が顧客を対象に実施する需要動向調査において、調査項目の精査などアンケート様式の設計 (Web 調査含む)・ カスタマイズ支援や市場情報評価ナビ『ミーナ』活用等による、回収後の整理分析の支援を行うことを目的とする。 併せて、アンケート結果・店頭観察等に基づき、上尾商工会議所と協議し、支援先に対し適切な提案・助言を行うこととする。
2. 支援方法・目的
支援方法
事業計画策定支援先10事業所の店頭において、来店客を対象にニーズを調査(店頭&Webアンケート形式で期間は1ケ月間、回収目標は来店者数の80%以上)の支援を行う。
支援内容については支援先企業に適した調査項目(「当店を選んだ理由」、「購入したいもの・したくないもの」、「今後商品構成に入れてもらいたい商品・サービス」等)
を精査するなど、アンケート様式のカスタマイズ支援や、回収したアンケートの整理・分析を行い、結果を提供する。
提供した調査結果については、「事業計画策定し支援」の基礎資料として活用することや「新たな需要の開拓に寄与する事業に関すること」における
販路開拓支援を実施していくうえでの事前準備資料として活用する。
分析参考資料
「市場情報評価ナビ(MieNa)』を活用
>>市場情報評価ナビ『MieNa』の活用についての詳細はこちら
[ 市場情報評価ナビ(MieNa)より ]
(↑クリックすると拡大します)
【年代別人口の将来推移】
[ 市場情報評価ナビ(MieNa)より ]
(↑クリックすると拡大します)
支援目的
事業計画策定支援先を対象に、提供する商品やサービス等について、その顧客である消費者に対し需要動向を調査することで、自社の商品・サービスが「消費者ニーズとマッチしているのか」
「マッチしているのであれば、その商品は利益が取れる商品・サービスなのか」等分析し、顧客ニーズを洗い出すことを目的に10者を対象に事業を実施する。
また、支援先には需要動向調査の必要性と情報の集め方を認識し、その手法を理解し自ら分析・実行するためのノウハウを伝授することを目的に実施。
昨年度までは、自社で需要動向調査を実施できるよう、アンケート設計時のポイントや分析・集計方法についてのノウハウを伝える時間(2日間で計5時間)を設けていたが、
インターネット集計用ホームページ作成指導にかかる時間を1時間追加し、3日間6時間とした。
3.補助事業の課題と今年度に向けた見直し
昨年度、需要動向調査を実施した1社が、インターネット販売を主にした業種(Yahoo!オークション利用)であったため、
初期費用は不要だがシステム上アンケート回収方法に制約があった。
調査を委託した企業OB人材組織「上尾・アブセック」所属のITコーディネーターと回収率を上げるため検討はしたが、制約上有効な対策は難しく
調査機関を1ケ月から1ケ月半に延長しても回収率13%に留まってしまった。
今年度に向けた見直しとして、スマートフォンの普及に伴いインターネットを利用したアンケート調査の仕組みについても構築し、アンケート回収方法を多様化し
回収率を上げる取組みを実施した。
4. 需要動向調査実施
各事業所の顧客の容態に合わせ、アンケート様式を4つのパターンに分け実施した。
(小売・販売[店頭来客向け]:3 飲食店[店内飲食来客向け]:3 教室参加者向け:3 来院者向け:1)
事業所 | 業 種 | アンケート内容 |
---|
◇店頭来客向けアンケート
A社 | 洋菓子製造小売業 | |
---|---|---|
B社 | パン製造小業売 | |
C社 | 生花販売業 |
◇店内飲食業来客向けアンケート
D社 | 飲食業 | |
---|---|---|
E社 | 飲食業 | |
F社 | 飲食業 |
◇教室参加者向けアンケート
G社 | パン教室 | アンケート内容 |
---|---|---|
H社 | 楽器販売・教室 | |
I社 | 学習塾 |
◇来院者向けアンケート
J社 | 医院 |
---|
4. 需要動向調査総括
①本事業に対する事業所の対応(理解と協力度など)
事業所名 | 業種 | 需要動向調査実施評価 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事業 理解度 |
代表者 想い |
取組 状況 |
回収 状況 (用紙) |
回収 状況 (Web) |
次年度 取組 |
総合 評価 |
◇店頭来客向けアンケート
A社 | 洋菓子 製造小売業 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
〇 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B社 | パン製造 小売業 |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
〇 |
〇 |
〇 |
C社 | 生花販売業 |
△ |
△ |
× |
△ |
〇 |
〇 |
〇 |
◇店内飲食来客向けアンケート
D社 | 飲食業 |
△ |
〇 |
〇 |
〇 |
-- |
〇 |
〇 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
E社 | 飲食業 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
× |
〇 |
〇 |
F社 | 飲食業 |
△ |
△ |
× |
〇 |
× |
△ |
△ |
◇教室参加向けアンケート
G社 | パン教室 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
-- |
〇 |
〇 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H社 | 楽器販売・教室 |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
-- |
〇 |
〇 |
I社 | 学習塾 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
-- |
〇 |
〇 |
◇来院者向けアンケート
J社 | 医院 |
〇 |
〇 |
〇 |
△ |
-- |
〇 |
〇 |
---|
②事業所代表の需要動向調査の感想
>>「需要動向調査効果(アウトカム)報告」をご参照ください。